アスベスト建材にはどういったものがあるの?
アスベストSTEP01.02でお話ししたように私たちの生活環境のあらゆる箇所で使用されてきましたが、実際どのような所で使用されてきたのでしょうか?
アスベストが使用されてきた用途は3000種以上ともいわれ、1960年代の高度成長期により多く利用されてきました。大きく区分すると機械工業における製品と土木、建築分野における製品に区分されます。その多くは建築物に利用されており、安価で耐火性、断熱性、断熱性、防音性、絶縁性など優れた性能を有していることから、耐火、断熱、防音などの目的で使用されています。
アスベスト含有建材はその取り付ける工法やアスベストの密度などによって以下のように分類されています。
吹付け材:
鉄骨の耐火被覆材、機械室・駐車場・エレベーターシャフトの天井や内壁の断熱材や吸音材として使用。また天井の結露防止剤としても使われている。 吹付けアスベスト
(吹付けロックウール/吹付けバーミキュライト/吹付けパーライト)
保温材等:
設備用配管の保温材、鉄骨の被覆材、屋根裏の断熱材として使用。板状、筒状、ひも状のものがある。
(保温材/耐火被覆材/断熱材)
成形板等:
平板や波板状のものがあり、耐火・耐久性等を目的に内装材・外装材・屋根材として広く使用されている。
(スレート波板/ビニル床タイル/窯業系サイディング)
詳細については国交省から出ている文献をご参照ください
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha08/01/010425_3/01.pdf
いかがでしたでしょうか?
あなたの解体しようとしている住宅やお住まいの住宅とくらべてみてください。
ほとんどが生活環境に寄り添った建材ばかりです。人体に有害な建材がないか調べてみてくださいね。
さて、次は解体工事おける、アスベスト除去工事について解説いたします。